夕やけ横丁三丁目 田原駅前店

お肉の部位を解説!!①

 

 

焼肉は老若男女、誰からも愛されるスタンダードな日本の食文化の一つとなっています!

しかし「肉の種類はロース、バラ、モモしか分からない」

「カルビやハラミは知っているけれど、どこの部位なのか分からない」という方も多いのではないでしょうか?

肉の部位名は知っていても、実際にどこの部分なのか理解している人はなかなかいません。

そこで、一般に販売されている牛肉の部位、焼肉屋やホルモン焼き店でよく見かける牛肉の部位について

数回に分けて詳しくご紹介いたします♫

頭から首にかけての部位

・タン

舌の部分。

脂肪分が多く少し硬いですが、ビタミン、鉄分、タウリンを多く含んでいる部位です。

 

・ホホニク

よく動かす部分のため、歯ごたえがあり、味が濃厚でうまみがある部位です。

なお、頭部ではこめかみの部分も食用に適しており、

頬肉とこめかみの肉の両方を合わせて「ツラミ」と呼ぶ場合もあります。

 

・ネック

文字通りの肉。「ネジ」と呼ばれることがあります。

脂肪分が少なくかたくて筋っぽいですが、味は濃厚でおいしくエキス分も豊富です。

 

肩の部位

・肩

「ウデ」とも呼ばれる、肩ロースを覆っている部分です。

脂肪分が少なくかためですが、エキス分やゼラチン質が多いです。

 

・ミスジ

肩甲骨の内側の部分で、1頭から2kgくらいしか取れない希少部位です。

肩の中ではもっとも霜降りが入る部位で、口の中でとろけるような食感があります。

 

・トンビ

肩甲骨付近の部分で、1頭から1~2kgくらいしか取れない希少部位。

肩の一部ですが、肉質はモモに似ています。

適度に脂肪があり、さっぱりとしていて上品な味わいです。

 

・肩ロース

肩から背中にかけての長い部分。薄切りにして使うとさらにうまみが引き立ちます。

やや筋が多いですが、脂肪が適度に入りロース特有の濃厚なうまさと程良い食感が特徴です。

 

背の部位

・リブロース

肩ロースとサーロインの中間にあり、ロースの中心となる部分です。

肋骨の背肉に当たります。

赤みと脂肪のバランスが良く霜降りになりやすい部位。

うまみ、やわらかさ、見栄えの点でもっとも優れています。

 

・サーロイン

リブロースに続く背中の部分で腰の上に当たる部位。

ステーキ用の肉として有名な最高部位のひとつです。

ヒレの次にやわらかくてきめが細かくうまみがあります。

適度に脂肪が混じりジューシーで、霜降りが多い部位。

ステーキにする場合は1cm以上の厚切りにすると、焼いたときに肉汁が逃げません。

 

・ヒレ

サーロインと呼ばれる部分の内側にある、細長い部位。

サーロインやロースと並ぶ高級部位です。

もっともきめが細かくやわらかく、脂肪や筋がほとんどなくあっさりしています。

 

胸と腹の部位

・肩バラ

前肢の股の内側で胸に当たる部分。

肩ロースに近い部分はやわらかく、特に脂肪が霜降り状になった部分は、

極上カルビとして人気の「三角バラ」の部位です。

一方、肋骨のまわりは赤身と脂肪が層になったかための肉質で、煮込み料理に向いています。

 

・ともバラ

肋骨に付いた肉で腹の下側の部分。

肩バラに続くバラ肉の中心となる部位です。

肉質はきめが粗くかためですが、赤身と脂肪のバランスが良く濃厚な味わいで

「カルビ」としてよく利用されます。

また、すきやきや牛丼、煮込み料理など、幅広く利用される部位です。

 

・カイノミ

ともバラの希少部位。モモの付け根側でヒレに近い部位。

赤身と脂肪のバランスが良くてとてもやわらかく、とろけるような食感が特徴です。

1頭の牛から左右一対しか取れない希少部位のため、極上の焼肉に使われます。

 

胸回りの内臓肉の部位

・ハツ

心臓。筋肉の繊維が細かく弾力性があり、コリコリした食感が特徴です。

脂肪は少なくうまみがあり、タンパク質とビタミンB群が多く含まれています。

 

・ハラミ

腹側の肋骨に接する横隔膜の部位。

安くて人気の焼肉「ハラミ」はここです。

赤身に見えますが実は内臓肉。

適度に脂肪があってやわらかい食感が特徴です。

 

・サガリ

横隔膜の背中側で腰椎に接する部分。

ハラミからぶら下がっているために「サガリ」と呼ばれています。

ハラミと同様に、適度に脂肪がありやわらかい食感の肉質です。

ハラミとサガリを分けないで「ハラミ」とすることがあります。