夕やけ横丁三丁目 田原駅前店

焼肉屋で使う「トング」は必要?

 

皆さんは焼肉やバーベキューで使う「トング」をご存知ですか?

料理に詳しい方ならすぐ思いつくとは思うのですが、

実物を見ないと「あーそれそれ!」といった感じで思いつかない方もいるんじゃないかと思います。

そんなトングなのですが、なぜ焼肉やバーベキューには欠かせないアイテムなのでしょうか?

今回はトングの種類や使い方などをまとめながら、トングの役割についてまとめてみましたので、

良かったら参考程度にご覧になってください。

 

 

トング(Tongs)とは

トングは食材を挟み込むもので箸よりも簡単に食材をつかむことができ、

かつ片手を使って少ない力で力強く食材を挟める道具のことです。

トングの素材にはバネ剤が使われており常に軽く先端が開いた状態を保っています。

先端は手元よりも広い面積でヘラ状に作られ、ギザギザに加工されているものが多いのも特徴です。

ギザギザでヘラ状になっているので、食材を掴みやすく落ちにくい構造になっています。

パッと見た感じ、単純な構造に見えるトングですが、実は

ものをつかむために非常に工夫して作られた道具だということが伺えます。

 

 

トングの材質

トングには様々な材質で作られたものがあります。

代表的に使われている材質は衛生面を考え金属とプラスチックが主に使われています。

いずれも軽量に作られているのが特徴です。

金属は熱に強く、プラスチックは熱に弱い。

またどちらも軽量ですがプラスチックのトングは

金属のトングに比べ軽いというという特性があります。

材質の特性から考えると焼肉やバーベキューは高温の網や鉄板で食材を扱うので、

熱に強い金属製のトングの方が相性が良いと言えます。

 

 

食中毒を防ぐ

近年焼肉屋さんでも生肉の表面に付着している菌を直接口に入れることにより、

O157や食中毒が問題視されるようになり、

厚生労働省もトングを推奨するようになりました。

トングは食中毒を防ぐ役割があります。

そのためには、以下の2つをよく守って焼肉をすることがポイントです。

 

食中毒予防の2つのPOINT

お肉は表面をきちんと焼くこと。

精肉(カルビやロースなど)には表面にO157などの菌が付着しています。

お肉の中にはいません。ですので、表面だけはきっちり焼く必要があります。

またホルモンなどの内臓系は中にも菌が潜んでいますので、しっかり焼く必要があります。

 

はしやトングを正しく使用し、菌を口にふくまないこと

焼肉の食中毒予防にはトングの正しい使い方を覚えておく必要があります。 

ただし、トングと箸を使い分けていても、

肝心のお肉がしっかり焼けてないと意味がないので注意です。

まずはしっかりとお肉を焼きましょう。

 

 

気持ちよく、焼肉やバーベキューを楽しむために

やはりエチケットとして「食材を焼く用の箸」と

「自分が食べる用の箸」は使い分けておきたいものです。

もしトングがあれば明確にそれが食材専用の道具だとわかりやすい点もあり

周りに気を使いながら食材を扱う必要はありませんし、何より食中毒のリスクも回避できます。

コスパが抜群の割箸を使い分けるのもアリですが、トングがあるかないかで焼肉、

バーベキューの快適さも変わってきます。

トングには食材を挟むための知恵が詰まっています。